まえがき
原作Dr.K、編集TKOプロジェクト、中経出版社刊・『ゴロ合わせ合格英単Vワード』(基本、必修、上級、完結の全4巻)と、同英熟Vイディオム』は、おカゲ様で爆発的に売れています。
これも、類書を圧倒する新機軸の数々と記憶術のハイテク化、が、読者に広く受けたからだと思っています。
「嫌いだった単語熟語学習が今では楽しみでしょうがない」「こんなスゴイ本はない。とにかくDr.Kに最敬礼!」、などといった、膨大な読者からのお褒めのお便りをいただきました。
ただ気がかりだったのは、「Dr.Kの古文単語のゴロ合わせ本も、ぜひ出版してほしい」という声の非常に多かったこと。たしかに古文単語は、現代語と意味が違うのに現代語のイメージが先行してしまい混乱しやすい。だから、よリ意識して記憶するという作業が重要なのです。ああ困った!こういうときは苦しいときの、彼＝Dr.Kのゴロ頼み!それで古文単語のゴロ合わせ本出版となりました。素晴らしい!あの奇跡のベストセラーのグループの作品です。そりゃ、凄いですよ。
Dr.Kとは何者なのか
それではここで、万が一、彼＝Dr.Kを知らない人のために、簡単に御紹介。彼の大学合格実績は、慶大(医、理工、経、法、商、文)、東大(文Ⅱ)、早大(政経・政、法、商)。高校時代は、某超一流校(偏差値75点以上)を首席かつ歴代最高成績で卒業(ほぼ全ての科目が学年一位!)。共通テスト得点率96%、大手予備校を次々と特待生。全国模試は1桁から2桁の順位続き。(以下、詳細は申し訳ないが詳述できない)。その他、日本で最も難度の高い試験をいくつかパス。さらに物凄い、空前絶後の学歴上の偉業を達成済(なお彼は、英単熟語、古文単語に関しては、V単語戦法オンリーで圧勝。また数学物理化学、歴史等社会科、その他、2～3科目を一度に勉強してしまう特殊なノウハウなど、彼の残した[別に死んだわけでばないが･･･]受験時代のメモには興味は尽きない)。どうです。参考書執筆者にこれだけの人物(ポカしている部分が多くて判断できないかもしれない?)は、そうはいないでしょう。だから諸君は安心してこのシリーズについてきて欲しい。実績こそ最高の信用かつ最大の成果の証明なのです。
しかしながら、これだけの人物が書いた本なのに、その内容は一見、ものすごくくだけている。口語表記・しゃべり言葉でカルーイ表現だ。学習参考書特有の勉強くささ・気取り・高慢さが無い。なんか偉そうにしている本独特の雰囲気、もっと言えば、簡単なことをわざとむずかしく書いているような、教条的「臭み」がない。でも、この「難しいことをいかにわかリやすく、楽しく、軽く伝えるか。いかにストレス・プレッシャーと無関係に学んでもらうか」。これこそが、本当に価値ある参考書に求められるポイントなのです。
『最短・最小の努カで最夫の成果』『最高の笑いとジョークで最強の自信と楽しい日々』、この参考書はそのために書かれたのです。
ところで、ゴロ合わせそのものが初めての人に一言。ここで再三、言及している『Vワード』とは、英単語をゴロ合わせで記憶させるという、近年の大ベストセラー参考書です。つまり、「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」。驚くなかれ、英単熟語、古文単語、歴史年代、その他、およそ単純な記憶が勝負のものには、「ゴロ合わせ」こそ最強の記憶法であることはもはや受験界、いや世間の常識です。たとえば円周率を何万桁も覚えている日本人は、ゴロ合わせで覚えているし、君達の先輩たちは大学受験時に、ゴロ合わせ本(英単語から古文単語、歴史年代などまで)をここ20年くらいだけでも推定数百万部も買ってきているんだ。東大早慶はもちろん、あらゆるレベルの大学受験生たちが、ゴロを使って栄冠を勝ち取ってきた。さらに言うならば、既に受験生の多数がこの記憶法を習得している可能性が高いため、知らないうちに差をつけられてしまうという事態まで起きている。
つまり、大学受験したいなら、この程度の記憶は必須・常識ということ。ただそうは言っても、当たり前のことがこなせないのが多くの人の現実。だから君達は、この本を繰り返し学習してほしい。そうすれば、そのいぶし銀のような実力は、はっきりと証明されるに違いないのです。
一応・ゴロ合わせ法のメリットについても記しておきましょう。少しだけ一度目の記憶には手間がかかるけど、「面白さ」「敷居の低さ」によって十分カバーできます。つまらなかったらそうはいかない。だから、ヒントとマンガイラストで、徹底的に面白さを追求している本書は、メリットが圧倒的。
しかしゴロ合わせの本当のメリットは、2度目、3度目の復習からです。一度目の学習直後の記憶は、まともな覚え方よりチョイマシぐらいでしょう。しかし2度目、3度目からは、思い出すのが信じられないくらい早い!ものの5秒で復習が済んでしまう。しかも覚えているものは定着率が格段に違う!数百を超えたものの記憶を、入試の日に確保しておくのは、それまでに何回繰り返せるかにかかっています。2度目、3度目の復習が瞬時に終わってしまうゴロ法は、時間が経つほど差がつくのです。パーフェクトな記憶の確保には、ゴロしかないって!